失敗しないためのポイント
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外壁塗装に関する知識を身につけましょう
外壁塗装は「失敗したからもう一度塗ろう」といえるほど、気軽な工事ではありません。そこで失敗しないために、業者に依頼する前に塗装に関する知識を身につけておくことが大切です。
三重県(四日市・桑名・鈴鹿・津など)で外壁塗装を手がける安心自社施工「ペイントラボ」が、知っておくと安心な外壁塗装のポイントをいくつかご紹介します。
外壁の種類
建物の外壁には様々な種類があり、それによって見た目の印象や質感が異なるのはもちろん、メンテナンスのタイミングや方法も大きくかわってきます。
塗装やメンテナンスが必要な時期になると、外壁はサインを出します。その時期を逃すと塗装では対処できず、外壁材ごと交換が必要になる場合もあるので、早めに対処するよう心がけましょう。
外壁の種類ごとの特徴やメンテナンス時期のサインをご紹介します。
- 外壁の種類
- 窯業(ようぎょう)系サイディング
- 特徴
- 新築住宅で多く採用されている外壁材です。デザインが豊富で防火性に優れており、工期が短いというメリットがあります。
- メンテナンスのサイン
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- 手で触ると白い粉がつく(チョーキング)
- 目地(シーリング)がヒビ割れてきた
- 古い塗膜の浮きや割れがある
- 外壁の種類
- 金属系サイディング
- 特徴
- 表面にアルミやスチール、裏面にアルミ加工紙が使用された外壁材です。芯材には断熱材が入っており、軽量でありながら防火性にも優れています。既存の外壁に被せたり、足場を組にくい箇所などに貼られたりします。
- メンテナンスのサイン
- 手で触ると白い粉がつく(チョーキング)
- サビが出てきた
- 古い塗膜の浮きや割れがある
- 外壁の種類
- モルタル壁
- 特徴
- 水や砂、セメントを混合したモルタルを塗りつけ、その上から塗装した外壁です。ヒビ割れが生じやすく、早ければ3年程度でヒビが目立つようになります。サイディングが普及するにつれて減少しつつある外壁材です。
- メンテナンスのサイン
- 手で触ると白い粉がつく(チョーキング)
- 細かいヒビが入っている
- 古い塗膜の浮きや割れがある
- 外壁の種類
- タイル壁
- 特徴
- 耐久性に優れた外壁で、デザイン性に富み、独特の質感が好まれます。基本的に塗装をしませんが、酸性雨や郊外型汚染による汚れを防ぐため、質感を活かしたクリヤー塗装や浸透性の高い給水防止剤を施す場合もあります。目地は10年程度で塗替えが必要です。
- メンテナンスのサイン
- タイル面が汚れている
- 目地材がヒビ割れている
- 外壁の種類
- ALC(エアーライトコンクリート)空気を多く含む、特殊なコンクリートを使用した外壁材です。軽量気泡コンクリートとも呼ばれます。耐火性や断熱性、遮音性に優れていますが、水に弱く、劣化すると基盤が腐食して塗替えでは対応できなくなります。劣化の兆候を見逃さず、早めに対処することが大切です。
- 特徴
- 空気を多く含む、特殊なコンクリートを使用した外壁材です。軽量気泡コンクリートとも呼ばれます。耐火性や断熱性、遮音性に優れていますが、水に弱く、劣化すると基盤が腐食して塗替えでは対応できなくなります。劣化の兆候を見逃さず、早めに対処することが大切です。
- メンテナンスのサイン
- 手で触ると白い粉がつく(チョーキング)
- 細かなヒビが入っている
- 古い塗膜の浮きや割れがある
- 外壁の種類
- コンクリート壁
- 特徴
- マンションやアパートなど、集合住宅によく見られる外壁です。鉄筋コンクリートは遮音性や耐久性に優れていますが、水や汚れが付着すると内部の鉄筋が腐食し、内側からコンクリートが破損する(爆裂)恐れがあります。
- メンテナンスのサイン
- 細かなヒビが入っている
- 亀裂が入っている
外壁塗装のメリットとは?
外壁塗装は「建物の見た目をよくするために行うもの」だと思われがちです。確かに新築当初のような美しい外観を取り戻したり、塗料の色によってガラリとイメージをかえたりできることも、塗装の持つ魅力のひとつ。しかし、外壁塗装にはそれ以上に重要な役割があります。
外壁塗装の最大の目的は、「建物の外側に塗膜を形成し、雨水や紫外線から建物を守ること」です。特に雨水が建物内に浸入すると、木材やコンクリートの劣化を招き、腐食や爆裂(ばくれつ:鉄筋のサビによるコンクリートの割れ)が生じて建物の寿命が縮まってしまいます。このため、塗装業者は質のよい塗料を使い、丁寧に作業しなければなりません。
住宅は生活の場であるとともに、大切な資産でもあります。長く快適に住み続けられるよう、定期的な塗替えなどのメンテナンスを施しましょう。
機能性塗料によって得られるメリット
近年では断熱性に優れ、快適性を高めつつ光熱費を軽減する塗料など、高い機能性を持つ塗料が数多く開発されています。「ペイントラボ」でも次のような塗料を多数取り扱っておりますので、「冬も夏も快適な家にしたい」「いつまでもきれいな外観を保ちたい」など、ご要望をお聞かせください。ご予算などを考慮したうえで、ぴったりの塗料をご紹介します。
太陽光の熱を反射し、暑い夏を快適に
外気の影響を減らし、光熱費の負担を軽減
汚れの付着を防ぎ、耐久性と美観を維持
気になる近隣の生活音や車の音などを軽減
付着した汚れを雨で洗い流し、いつまでも美しく
地震の揺れによる影響を軽減
失敗しない色選び
外壁塗装で失敗しがちなポイントのひとつが、色選びです。「小さなサンプルで見たときはよく感じたのに、実際に塗ってみるとイメージと違った!」という方も少なくありません。外壁塗装の色選びを成功させるために、次のようなポイントを意識しましょう。
色の持つトリック
人間の目は錯覚を起こすので、色によって次のような現象が起こります。これらを考慮して色を選ぶことが大切です。
建物の大きさが違って見える | 暖色系(赤やオレンジなど)や白っぽい色だと建物が大きく見え、寒色系(青など)だと建物がシャープに見えやすくなります。 |
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サンプルと実物で明るさが違って見える | 面積が大きいと色の持つ印象が強まるので、明るい色だとサンプルよりもさらに明るく見え、暗い色だとサンプルよりもさらに暗く見えます。 |
同じ色でも隣り合う色で印象がかわる | 隣り合う色がくすんだ色だと、塗装する色が鮮やかに見えやすく、鮮やかな色だと、塗装する色がくすんで見えやすくなります。 |
色選びのコツ
色の明るさ | 明るい色を選ぶなら、希望する色よりもワントーン暗い色を指定し、暗い色を選ぶ際は、希望よりもワントーン明るい色を選ぶと成功しやすくなります。 |
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鮮やかさ | 鮮やかな色は色あせや変色を起こしやすいので、「頻繁に塗替えをしたい」という場合をのぞき、落ち着いた色をおすすめしています。真っ白や真っ黒よりも、中間色を選んだ方が汚れも目立ちません。 |
周囲との調和 | 周囲の住宅の外壁や屋根を観察し、街並みの印象に調和する色を選びましょう。暗すぎて周囲に威圧感を与えたり、明るすぎて目立ってしまったりすることがあります。 |
外壁塗装の4大トラブルと予防法
外壁塗装では、次のようなトラブルがよく見受けられます。そこで塗り替えを行う前に知識を身につけ、未然にトラブルを防ぎましょう。よい業者は、これらのトラブルに対して対策を施しています。こちらが質問したことに対して誠実に答えてくれるなど、スタッフの対応から業者の体質を見極めることもトラブルの予防に効果的です。
トラブル1 思ったものと色が違う!
「色選びのコツ」を参考にして色を選ぶことに加え、見本だけでなく木の板などに実際に塗った色を確認しましょう。できれば建物の写真に色を反映させるなど、カラーシミュレーションで建物全体の印象を確認することも大切です。
トラブル2 すぐに傷んできた!
あってはならないことですが、悪質な業者に依頼すると塗装直後はきれいでも、すぐに塗膜が剥がれたり錆びたりしてきます。手抜き工事で下地処理(ケレン)を怠っていたり、塗装回数を省いていたり、塗料の希釈量がメーカーの指定と違っていたりすることが原因です。見積もりにケレンが含まれていない場合は要注意です。塗装の手順を聞き、作業工程を写真に撮って残すよう依頼し、使用する材料を確認しましょう。
トラブル3 ご近所から苦情が!
事前にあいさつまわりをしておくことで、騒音や臭いによる苦情をある程度防げます。いつまで続くかわからないとイライラされるかもしれないので、ご近所の方に大まかな工期を伝えておきましょう。職人のマナーによって住民感情を逆なでしてしまうケースも多いので、下請けを使わず自社施工している業者に頼んだほうが安心です。実際に苦情が出た場合、状況を確認し、迷惑をかけたことに対して真摯に謝罪しましょう。
トラブル4 追加費用が発生!
現地調査せずに出した見積もりでは、「あそこがだめだった」「これも必要だった」といわれる可能性が高く、意味がありません。見積もり前に建物を確認してもらい、工事に取りかかる前に追加費用がかかる可能性があるかどうか聞いておきましょう。追加費用が発生する可能性がある場合、どのようなケースでいくらかかりそうなのか、書面で残しておくと安心です。